外部スタジオ撮影からインハウスのアート志向撮影へ移行し、Native Unionの製品イメージを刷新
2015年にNative Unionに参画した当時、製品写真は複数の外部スタジオに依頼されており、ビジュアルに一貫性がありませんでした。そこで私は、すべての撮影を社内で完結させる提案を行い、シンプルなセットやドラマチックなライティング、長時間露光などを駆使して、ブランドの世界観に合ったアート志向の撮影スタイルを確立しました。倉庫の一角を即席スタジオとして使用し、ライティングから編集まで自社でコントロールすることで、テックアクセサリーを“ただの製品”ではなく“デザインされたプロダクト”として表現しました。
撮影をインハウス化することで制作過程を一元管理し、Native Unionが目指すミニマルで洗練された美学を反映したビジュアルを安定的に発信できるようになりました。統一感のあるアート志向の写真は、製品ストーリーを格段に引き立て、市場での差別化にも寄与しました。また、この経験を通じて、製品撮影におけるクオリティ管理とクリエイティブな表現手法を確立し、今後デザイン性を重視するクライアントとの協業基盤を築きました。